全日本ロードレース 第1戦 in 筑波 レースレポート-後編-

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カテゴリ: 2010年レースレポート 0 件のコメント

野左根航汰、ヤマハ勢トップながらも惜しくも10位。全日本デビュー戦で11ポイントを獲得。

2010年4月4日茨城県筑波サーキットにて、MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦「SUPERBIKE RACE in TSUKUBA」が開催された。

■大会名称 2010全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦筑波大会
■カテゴリ J-GP3クラス
■開催日 予選:2010年4月3日(土) / 決勝:2010年4月4日(日)
■会場 筑波サーキット(2.070km)
■観客 予選日:2,700人 / 決勝日:16,100人
■天候 予選日:曇り コース:ドライ / 決勝日:曇り コース:ドライ
■決勝周回数 25Lap ■出走台数 35台 ■完走台数 31台
■PP 鎌田 悟(HONDA / 1分00秒888)
■FL 大久保 光(HONDA / 1分00秒711)

決勝日、J-GP3クラスの進行は朝が早い。ウォームアップ走行は朝8時からの15分間。
野左根は、走行の2時間前には、しっかり身体を目覚めさせるためるため活動を開始している。

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天候は曇り。前日の夜遅くにパラついた雨の影響でコース状態が悪くならないか心配していたが、コース上にウェットパッチは残っていない。短いフリー走行の間に、マシンの状態をチェックする。

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走行後、今の気温、今のコンディションでのコメントを伝える野左根。決勝でのマシンセッティングをどうするのか話し合い、最終的な方向性を固める。

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Youth Cupに登録している年齢も近いライバルと交わす、ちょっとした会話。
決勝開始までの間、周囲が緊張した様子の中、野左根はリラックスした表情を見せる。
筑波サーキットは野左根にとって地元なこともあり、気持ちに余裕を持てているようだ。

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そしてサイティングの開始時間となる。阿部光雄監督が真剣な面持ちで見守る中、じっとコースを見つめ集中力を高める。

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コースをぐるりと周り、グリッドにつく。荒尾メカはぴたりと野左根に身体を寄せ、まさに一心同体。野左根のメンタル面を支えつつ、エンジン音に耳を傾け る。

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そこでちょっとしたサプライズ!今年から全日本ロードレース選手権のPRアドバイザーに就任した中野真矢氏がグリッドまで激励にきてくれた。野左根と同じ く125ccクラスからスタートし、MotoGPライダーとして世界で活躍していた中野氏も笑顔で野左根を見守ってくれている。
ちなみに、彼はこの筑波サーキットのレコードホルダーでもある。98年にGP250クラスで刻んだタイムは57秒430だ。

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10時40分、いよいよ決勝の時がきた。今回のレースは、ベテラン勢 vs 若手陣の戦いとなる色が濃い。
1列目にENDURANCE +桶川スポーツランドの鎌田 悟、18 GARAGE RACING TEAMの大久保 光、チーム テック2の篠崎 佐助、2列目がTEAM PLUS ONEの岩田 裕臣、18 GARAGE RACING TEAMの柳沢 祐一、桶川塾 & ENDURANCEの矢作 雄馬、3列目はWHEELIEwith KRTの菊池 寛幸、Projectμ7C HARCの渡辺 陽向、同じくProjectμ7C HARCの長島 哲太というオーダー。

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野左根は、前列アウト側にはTeam HARC.PROの浦本 修充、イン側にチームアライアンス&ハルクプロの徳留 真紀、そして左隣にはTeam NOBBYの山本 剛大という位置取りだ。

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「自信のあるスタートで10人は抜きたい」とダッシュを狙う野左根が勢いよく飛び込んだが、2コーナー立ち上がりあたりで前方を行く車両に転倒が起き、な んとかかわして通過するに留まる。

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オープニングラップを終えた野左根のポジションは11番手。10人抜きは叶わなかったが、ぐっとポジションをあげて戻ってこれた。

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しかしここから、長い三つ巴の戦いが始まる。ゼッケン4番のチームアライアンス&ハルクプロの徳留 真紀は世界GPの経験もある大ベテラン、ゼッケン91番racing sayamaの森 俊也はまだ若いユースのライダーだ。

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レース8周目に野左根は森と徳留の前に出て集団の先頭になるが、11周目にはまた2台に先行されてしまう。

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この後も3台は付かず離れずバトルを繰り広げ、苦しい展開となる。レース後半、予選タイムを上回るタイム1分1秒356をマークするものの、集団から飛び出すことはできず、結局10位でチェッカーを受けることになった。

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コントロールタワーの順位を見つめながら、ピットロードに帰ってくる野左根。
マシンを降りるとすぐに状態を確かめる。今回は野左根にとって我慢のレースになってしまったが、レース運びやタイヤの使い方など、学んだことは多かっただろう。

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お昼には、初めてのピットウォークにも参加した。沢山のファンの方に囲んで頂き、写真や握手などで応える。
「もう10枚くらい、サイン書きましたよ!」と笑顔で話す野左根に、「え?いつサインの練習してたの!」とスタッフ達が驚かされる一幕もあった。

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■阿部光雄監督からのコメント

予選では、リアタイヤが跳ねバイブレーションがでるというトラブルがあり、その原因が掴めずにいたので結果は良いものではなかった。その後、原因究明できたものの、スタート位置が悪かったこともあり、決勝は苦しい戦いとなった。
また、野左根は固めのタイヤを好むのでハードタイヤをチョイスしたが、気温が低いコンディションに合わなかったため、ペースを上げることができず10位に沈んでしまった。

しかし、今回のレースの結果を悲観はしていない。初戦で確実にポイントを獲得することができたし、野左根自身も、全日本クラスの中でもコーナーで早いことが分かり、自信を持てただろう。
3台で団子状態になって走っていた時、2台を抜いた後タイムを上げていくことができなかったのは、本人が意識しすぎた面もあると思う。今はマシン的には厳しい面もあるが、これも将来に向けて人間的にいい練習になると考えている。

本人には「後ろを気にするより、前しか見ていなくていい。MotoGPで戦うようになるまでは、ガンガン行け」と伝えた。
次戦までにエンジンのセッティングやテストを重ね、マシンもスタッフもライダー完全に仕上げていく。

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皆さんの声援は、確実に野左根にエネルギーとして届き、ライダーとしての意識を成長させています。
次戦は、九州で年に一度のレース「KYUSHU MOTORCYCLE FESTA 2010」です。
これからも「Webike Team Norick YAMAHA」の野左根航汰への応援を心よりお待ちしています!

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★さらに沢山のフォトは、「Webike ギャラリー」でご覧頂けます。

★決勝レース正式結果は、MFJオンラインマガジン よりご覧頂けます。

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投稿者: Webike Staff   @   2010年4月15日 0 件のコメント

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