第5戦 もてぎでの2位に引き続き、第6戦 SUGOでの初優勝という快挙により、現在総合ポイントでトップに立つ野左根。今回の第7戦 オートポリスでの結果にも大きな期待が寄せられる。
■大会名:2012 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦 スーパーバイクレース in 九州
■カテゴリ:J-GP2クラス
■開催日:公式予選:9月8日(土) 決勝レース:9月9日(日)
■開催場所 :大分県 オートポリスサーキット(4.674km)
■天候 :予選:曇り ドライ 決勝:晴れ:ドライ
■周回数 :15周
■出走台数:16台
■完走台数:11台
■PP:野左根 航汰(Webikeチームノリックヤマハ / 1分53秒102)
■FL:渡辺 一樹(RS-ITOH&ASIA / 1分53秒188)
◆9/7(金) フリー走行
目標の1分52秒台半ばを狙うも、結果は1分53秒534。トップタイムではあったものの、最終ラップでスリップダウン。幸いマシンへのダメージや怪我などはなかったが、今後のタイヤ選択などに関しての課題が残る結果となった。
◆9/8(土) 公式予選
今回は公式予選が16時から16時40分までの40分間と、かなり時間的な余裕のあるスケジュール。ピット内の雰囲気も和やかで、ピットウォーク中も前回のSUGOでの結果から、ファンの方々の応援も一際熱の入ったものとなった。
天候が変わりやすい会場として有名なオートポリスだが、公式予選当日も天候は不安定。出走時には曇りながらもドライという路面だったが、今にも降り出しそうな中での予選となる。結果として予選中に小雨に見舞われるも、雨の降り出す前に行なったタイヤ交換によってコースレコードを塗り替える1分53秒102を叩き出すことに成功。フリー走行同様の目標タイムには到達しなかったものの、前回に引き続いてのポールポジション連続獲得となった。
◆9/9(日) 決勝
前日同様タイムスケジュールに十分余裕のある中での決勝。午前中のフリー走行でも特に問題は発生せず、トップタイムで走行することが出来た。予選では雨に見舞われるも、決勝当日は天候も非常に安定しておりコンディションは万全。長いタイムスケジュール設定を活かし決勝レースに向けてのイメージトレーニングを図る野左根。
晴天に恵まれ、涼しい気候の中での決勝レーススタート。
スタート直後、野左根は8番手前後まで大きく順位を落とし騒然とするピット内。3週目にマシントラブルで急遽ピットイン。メカニックが対応に追われる。
野左根は最後までレースの続行を望むものの、結果として残念ながらチームはその思いに答えることが出来なかった。無念にもリタイヤとなった若きトップライダーの吠えるような大声がピット内に響いた。
★レースの公式結果は、MFJオンラインマガジン よりご覧頂けます。
◆野左根航汰のコメント
初のマシントラブルによるリタイヤとなってしまい本当に悔しいです。シーズン終盤での残念な結果ではありますが、今シーズンは非常に接戦となっているため、まだまだ勝負は読めない状況です。諦めず最後まで、優勝を狙っていきたいと思います。
◆阿部光雄監督のコメント
フリー走行・予選共に大きく期待出来る結果が出ていただけに無念です。
応援してくださった方々には本当に申し訳ございません。
ライダーが最も悔しさを感じておりますが、悔しさを感じることは良いことでもあります。今回の結果から反省すべき点や考えなおすべき点は多々ありますが、これに落ち込まず、チーム全体で前向きに次回以降へのトレーニングと勝負へ邁進して参ります。
★[MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦 オートポリス ] フォトギャラリーはこちら
★次回のJ-GP2参戦は、全日本ロードレース第8戦 10月6日・7日 – 岡山国際サーキット での開催です★
勝利を目指してチーム一同邁進していきます。
今後とも、皆さまの暖かいご支援とご声援を宜しくお願い致します。
レース写真撮影:Toshiyuki KOMAI